在宅勤務になって、「なんとなく集中できない」「仕事とプライベートの境目が曖昧」と感じていませんか。
わたしも在宅勤務が増えてから、同じ悩みを抱えていました。そんなとき、意外な解決策になったのがスマートスピーカーでした。
この記事では、経営管理15年のわたしが実践している「スマートスピーカーを使った在宅勤務の生産性向上術」をお伝えします。
この記事のポイント
- 在宅勤務で集中できない原因と対策
- スマートスピーカーで仕事モードに切り替える方法
- 経営管理者が実践する時間管理術
- 生産性を上げる定型アクションの設定例
それでは、早速見ていきましょう。
在宅勤務で「集中できない」のはなぜか？
在宅勤務が増えて、多くの人が「集中できない」と感じています。わたしもその一人でした。
「在宅勤務、気づいたら夜まで仕事してて、かえって疲れる……」
わたしも最初はダラダラ仕事になっていました。「仕組み」で解決するしかないと気づいてから、スマートスピーカーで「始業・終業」の区切りを作るようになりました。意志力に頼らない方法がおすすめです。
オフィスと自宅の違い｜環境の切り替えがない
オフィスには「仕事モード」に切り替わる仕組みがあります。
通勤という「移動」、オフィスビルに入るという「場所の変化」、スーツに着替えるという「服装の変化」——これらが、脳を仕事モードに切り替えてくれていたのです。
自宅では、これらの「切り替えスイッチ」がありません。
朝起きて、パジャマのまま、リビングの延長のような部屋で、仕事を始める。これでは、脳が「今は仕事の時間だ」と認識しにくいのです。
ダラダラ仕事の原因｜時間の区切りがない
オフィスでは、会議、ランチ、退勤時間など、自然と「区切り」がありました。
自宅では、その区切りが曖昧になります。「あと少しだけ」が続いて、気づけば夜10時。仕事とプライベートの境目がなくなり、かえって疲労感が増すという悪循環に陥りがちです。
経営管理者が考える「仕組み化」の重要性
経営管理の仕事をしていると、「仕組み化」の重要性を痛感します。
個人の意志力に頼る方法は、長続きしません。「今日は頑張ろう」と思っても、3日もすれば元通りです。
大事なのは、「頑張らなくても自然とできる仕組み」を作ること。
スマートスピーカーは、この「仕組み化」に意外と役立つのです。
スマートスピーカーで「仕事モード」に切り替える方法
スマートスピーカーを使って、在宅勤務の「切り替えスイッチ」を作る方法をお伝えします。
朝の「始業ルーティン」を自動化する
わたしが実践しているのは、朝の「始業ルーティン」の自動化です。
「アレクサ、仕事始めるよ」と言うと、以下が自動で実行されます。
- 「おはようございます。今日も頑張りましょう」と挨拶
- 今日の天気を読み上げ
- 今日の予定（Googleカレンダー連携）を読み上げ
- 集中用BGMを再生開始
これを毎朝続けていると、「アレクサ、仕事始めるよ」と言うだけで、脳が「仕事モード」に切り替わるようになります。
パブロフの犬と同じ原理です。特定のフレーズと「仕事開始」を結びつけることで、条件反射的に集中モードに入れるようになるのです。
「終業ルーティン」で仕事を終わらせる
始業だけでなく、終業も大切です。
「アレクサ、仕事終わり」と言うと、以下が実行されます。
- BGMを停止
- 「お疲れさまでした。今日も良い1日でしたね」とメッセージ
- 明日の天気を読み上げ
これで、「仕事終わり」という区切りが明確になります。
ダラダラ仕事を防ぐには、「終わりの儀式」を作ることが効果的です。
集中BGMの活用｜無音より適度な音がある方が集中できる
完全な無音よりも、適度な環境音や音楽がある方が集中できる——という研究結果があります。
わたしは、Amazon Musicの「集中」プレイリストを使っています。歌詞がなく、テンポが一定の音楽が、作業用BGMに適しています。
「アレクサ、集中する音楽をかけて」と言えば、自動でプレイリストが再生されます。
経営管理者が実践する「時間管理術」
経営管理の仕事では、複数のタスクを並行して進める必要があります。その経験から、在宅勤務でも使える時間管理術をお伝えします。
ポモドーロ・テクニックをスマートスピーカーで
ポモドーロ・テクニックとは、「25分作業→5分休憩」を繰り返す時間管理法です。
スマートスピーカーなら、「アレクサ、25分タイマー」と言うだけでセットできます。
キーボードから手を離さずにタイマーをセットできるのは、地味ですが便利です。
「割り込み防止」のルール設定
在宅勤務では、家族からの「割り込み」が発生しがちです。
わが家では、「パパがイヤホンをしているときは、緊急以外話しかけない」というルールを作りました。
これに加えて、スマートスピーカーで「集中タイム開始」というアナウンスを流すようにしています。家族にも「今は集中タイムなんだな」と分かってもらえます。
会議リマインダーの活用
在宅勤務では、オンライン会議が増えます。
「アレクサ、14時にリマインダー、営業会議」と設定しておけば、会議の直前に教えてくれます。
カレンダーを常に見ていなくても、会議に遅刻しなくなりました。
生産性を上げる「定型アクション」の設定例
具体的に、わたしが設定している定型アクションをご紹介します。
設定例①「仕事始めるよ」
トリガー： 「アレクサ、仕事始めるよ」
アクション：
- カスタムメッセージ「おはようございます。今日も頑張りましょう」
- 天気予報を読み上げ
- カレンダーの予定を読み上げ
- Amazon Musicで「仕事用BGM」を再生
設定例②「集中タイム」
トリガー： 「アレクサ、集中タイム」
アクション：
- カスタムメッセージ「集中タイムを開始します。25分後にお知らせします」
- 25分タイマーをセット
- 音量を20%に下げる
- 集中用BGMを再生
設定例③「仕事終わり」
トリガー： 「アレクサ、仕事終わり」
アクション：
- BGMを停止
- カスタムメッセージ「お疲れさまでした。今日も良い1日でしたね」
- 明日の天気を読み上げ
これらの設定は、Alexaアプリの「定型アクション」から誰でも無料で設定できます。
まとめ｜在宅勤務の生産性はスマートスピーカーで上がる
在宅勤務の生産性向上に、スマートスピーカーが役立つ理由をお伝えしてきました。
- 在宅勤務で集中できない原因は「切り替えスイッチ」の欠如
- スマートスピーカーで「始業・終業ルーティン」を自動化できる
- 「仕事始めるよ」の一言で、脳を仕事モードに切り替える
- ポモドーロ・テクニックもタイマー機能で簡単に実践
- 定型アクションで「仕組み化」すれば、意志力に頼らなくて済む
- 集中BGMは無音より適度な音がある方が効果的
- 会議リマインダーで遅刻防止
- 経営管理者の視点では「仕組み化」が最重要
在宅勤務の悩みを抱えている方は、スマートスピーカーを「生産性ツール」として活用してみてください。
どの機種を選ぶべきか迷っている方は、こちらの記事で詳しく比較しています。
【スマートスピーカーおすすめ7選｜後悔しない選び方を3軸評価で解説】
まとめ｜在宅勤務の生産性はスマートスピーカーで上がる
在宅勤務の生産性向上に、スマートスピーカーが役立つ理由をお伝えしてきました。
- 在宅勤務で集中できない原因は「切り替えスイッチ」の欠如
- スマートスピーカーで「始業・終業ルーティン」を自動化できる
- 「仕事始めるよ」の一言で、脳を仕事モードに切り替える
- ポモドーロ・テクニックもタイマー機能で簡単に実践
- 定型アクションで「仕組み化」すれば、意志力に頼らなくて済む
- 集中BGMは無音より適度な音がある方が効果的
- 会議リマインダーで遅刻防止
- 経営管理者の視点では「仕組み化」が最重要
在宅勤務の悩みを抱えている方は、スマートスピーカーを「生産性ツール」として活用してみてください。
どの機種を選ぶべきか迷っている方は、こちらの記事で詳しく比較しています。
